現在は,以下のテーマに取り組んでいます.1つめは,母親から乳児への絆(Bonding)に関する妊娠期からの縦断研究です.産後に子育てに困難を抱えている養育者に対して,どのような援助が効果的なのか,総合病院産科および市町村保健センターと協同して,追跡研究を行っています.
2つめは,児童期青年期のメンタルヘルスに関する国際共同研究です。自傷行為やいじめなどの児童青年期の心理的問題とその関連要因について,フィンランドTurku大学のSourander教授と共に,世界17ヶ国の研究者とのグループ The Euroasian Child and Adolescent Mental Health Study (ECAMHS)を結成して,国際共同比較研究を行っています.