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伊藤 拓 特任助教
2024-04-15
個人としては、後悔という感情がどのようにして人の成長に寄与するのか、ということに関心を持っています。我々が経験するネガティブ感情は一般的には苦痛を伴うものとされていますが、一方でそれぞれに人が適応するための意義があり、後悔も例外ではありません。そこで後悔を経験したとき、どうすればその経験を最大限意味のあるものにできるのか、どのようにその経験と向き合うことが適応的であるといえるのかを明らかにしたいと思っています。
プロジェクトで臨む課題の多くは自分にとってまだまだ勉強中の分野になりますが、携わることになる方々とのつながり、ご縁を大切にしながら取り組んでいきたいと思っています。
主要論文・著作
- 伊藤拓(2022).後悔経験から適応に至るプロセスの個人差に関する検討―制御焦点と認知的感情制御に着目して― パーソナリティ研究,31,18-31.
- 伊藤拓・瀬戸美奈子(2022).身近な他者への相談後の意思決定における後悔と自己統制感の関連―意思決定の結果及びプロセスに対する後悔に着目して― 東海心理学研究,15,9-16.
- 伊藤拓(2021).“ドライバー”として祖父が面接に同席した小学生男児の母親面接を振り返る―親面接に参加した3者の関係性に着目して― 名古屋大学心理発達相談室紀要『心理臨床』,36,47-55.
- 伊藤拓・鶴田裕子(2023).対人関係の問題を主訴に来談した小学生男児のプレイセラピー―プレイセラピーにおける「つながり」に着目して― 名古屋大学心理発達相談室紀要『心理臨床』,38,3-12.