名古屋大学 心の発達支援研究実践センター

English

センター概要

心の発達支援研実践センターは、2001年4月に学内共同施設として設置された発達心理精神科学教育研究センターを前身とし、2015年4月1日から、センター名称を「心の発達支援研究実践センター」、分野を「こころの育ちと家族」「こころと社会のつながり」「こころの支援実践」の3分野に変更し、子どもの多様な心理的問題に対する総合的研究と実践を目的としたセンターとして改組されました。センターには、心理発達相談室が併設されていますが、本相談室の歴史は古く1955年から始まります。有料の相談施設及び大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻臨床心理学領域の大学院生の実習施設として、わが国でも有数の歴史と伝統を誇る心理実践の場として位置づけられています

本センターは、これまで学内連携として「学生支援センター」「附属病院総合周産期母子医療センター/親と子どもの心療科」「減災連携研究センター」などとの研究・実践連携、学外においては、愛知県教育委員会をはじめ、各自治体教育委員会、保健・福祉施設との連携などを行ってきました。特に、海外では、2013年から連携を開始したモンゴル国立教育大学にて、2016年に大学内に共同発達支援センターを設置するに至り、当センターが有している心理発達相談室をモデルにした、モンゴル国では初めての相談室として運用が行われるなど、アジア地域との連携も広がってきています。

今後も、当センターのミッションである、妊娠から青年期に至るまでの心の問題の解明や支援方法の開発をより多角的に推し進めていくために、他領域・他部局・海外の研究機関との共同研究を強化し、社会のニーズにあわせた人材の育成と、心の発達支援の研究拠点として発展をしていきたいと思っています。

延長届ポンチ絵.jpg

こころの育ちと家族分野

子どものこころの健康な発達には、受精前後からの家族のあり方や出生後の家族関係などが大切な要因の一つとなります。本分野では、健康なこころの発達に重要な早期家族関係について研究し、さらに生涯を見据えた継続的な支援実践を行っています。特にリスクを持って生まれてきた赤ちゃんの子どもの育ちや、虐待を予防する家族支援の在り方、発達障害の子ども達の発達を支える家族支援の在り方など、こころの育ちとそれを取り巻く家族を中心とした環境について研究をすすめています。

担当教員:
永田雅子 教授
金子一史 教授
(兼)高橋義行 教授
(兼)早川昌弘 病院教授
(兼)城所博之 助教

▲このページのトップに戻る

こころと社会のつながり分野

本分野では、主に児童・思春期を対象とした子どものこころの問題として不登校、情緒障害、発達障害、非行、など多様な問題の解明と支援実践を行っています。また、こころとこころを取り巻く環境(集団、社会、時代)との関連を研究し、子どものこころの健康にとってよりよい環境についても研究しています。海外との比較共同研究を通して、日本の文化・社会における子どものこころの健康とは、といったよりグローバルな視点からも研究をすすめています。

担当教員:
松本真理子 教授
野村あすか 准教授
野邑健二 特任教授

▲このページのトップに戻る

こころの支援実践分野

本分野所属教員は、主に学生相談に従事しています。学生相談総合センターと連携し、学生支援と同時に青年期のこころの問題の解明と支援に関する研究を行っています。最近のトピックとして、発達障害圏内学生の学内支援システムに関する研究に力を入れるなど、こころの健康にとってより良い環境について研究、実践しています。

担当教員:
鈴木健一 教授
杉岡正典 准教授
竹本美穂 助教
(兼)古橋忠晃 准教授
(兼)工藤晋平 准教授
(兼)長島渉 助教

▲このページのトップに戻る

海外協力分野

本センターではこころの健康な発達に関する海外との共同研究を行っています。最近では、子どもを取り巻く学校環境や地域環境と心の健康に関する共同研究やネット利用と心の健康に関する共同研究を主に北欧圏と行っています。またアジア圏ではモンゴル国との特別な支援を要する子どもに関する共同研究を行っています。こうした、海外と日本との比較研究を通して、日本特有の子どもの心の特徴や支援のあり方についてより詳細な研究を行っています。
こういった海外との研究協力をより有効に実現するため、毎年海外の研究者を1~数名、客員教員として招き、研究、教育等で協働しています。

▲このページのトップに戻る

上記の4分野および心理発達相談室は相互に連携し合い、子どものこころの健康な発達とその支援に関する包括的な知見を社会に積極的に発信しています。

▲このページのトップに戻る