2023/02/20
外国にルーツをもつ子どもたちの学校生活とウェルビーイング──児童生徒・教職員・家族を支える心理学(BL子どもの心と学校臨床8)
新しく日本に暮らす外国にルーツをもつ子どもたちへの支援
未来につながる幸福のために
多様化,グローバル化,労働人口の減少など産業構造の変化を背景に増加傾向にある「外国人児童」。子どもたちは幸せなのでしょうか? 親は子どもたちにどんな未来を歩ませたいと考えているのでしょうか? どんな夢や希望を持っているのでしょうか?
この本は,外国にルーツをもつ子どもたちの学校生活についての心理学的な調査や臨床心理支援をもとに,子どもたちの心のありようや現実を〈ウェルビーイング〉をキーワードに解き明かし,よりよい未来につながる提言を行ったものです。
子どもたちや保護者などの大規模調査や描画検査,心理検査を通して,子どもたちのこころの内面に迫った本書は,多くの教職員,支援者たちに読んでもらいたい1冊になりました。
主な目次
はじめに
第1部 子どもたちの学校生活は幸せだろうか──日本語能力・ウェルビーイング・国際比較
第1章 保護者の描く子どもの未来──子どもの幸福を願う親の心 松本真理子
第2章 QOL(クオリティ・オブ・ライフ)にみる学校生活の満足感──心理学的質問紙から見えること 野村あすか
第3章 描画に見る学校生活の実際──動的学校画に描かれた友達・先生そして自分 森田美弥子
第4章 対人葛藤場面における解決方法から見えること 鈴木伸子
第5章 国際比較にみる子どもたちの主観的幸福感──子どもたちの幸福感の国際比較:日本人・日本在住外国人・フィンランド人・モンゴル人 坪井裕子
第6章 子どもたちの幸福感の国際比較:「文章完成法」から①──子どもたちにとって幸せとは 野村あすか
第7章 子どもたちの幸福感の国際比較:「文章完成法」から②──子どもにとって不幸せとは 二宮有輝
第2部 外国にルーツをもつ子どもたちを支える
第8章 スクールカウンセラーがみる子どもたちの日常 二宮有輝
第9章 子どもたちの学校生活をささえるチーム支援 飯田順子・岡安朋子
第10章 本当に発達障害児だろうか?──アセスメントの方法 島田直子
第11章 多文化を受け入れる教室を目指して──多文化を包摂する力の発達と教室の目標構造 中谷素之
第12章 フィンランドに住む外国にルーツをもつ子どもたちと学校生活──現地調査から 坪井裕子・松本真理子
現地報告:フィンランドから コロナ禍におけるフィンランドの外国にルーツをもつ児童の学校生活と日常 竹形理佳
2022/12/01
親と子のはじまりを支える
「親と子のはじまりを支える」妊娠期からの切れ目のない支援とこころのケア 永田雅子編著 遠見書房

妊娠期からのこころのケアの実際と理論/産科領域から子育て支援の現場までを幅広くカバー
2022/05/16
公認心理師基礎用語集改訂第3版
必携・必読のよくわかる国試対策キーワード集!大幅に改定をした第3版です。

2022/04/05
モンゴル国における知能検査の開発

モンゴル国における知能検査の開発 - 子どもに寄り添った発達支援を目指して 永田雅子/野邑健二 名古屋大学心の発達支援研究実践センター編 2022明石書店,東京.
2021/07/28
医療心理臨床実践
心の専門家養成講座⑥医療心理臨床実践――「こころ」と「からだ」「いのち」を支える
森田美弥子・金子一史編 ナカニシヤ出版 2021年7月刊行
医療分野での心理的支援の知識・技法や基本姿勢はもちろん他職種連携・地域連携,関連法規・制度を事例とともに解説する。
【目次】
第Ⅰ部 医療における心理的支援の基本
1 医療領域での役割と課題――関わり,支えるために/2 医療従事者としての基礎事項
第Ⅱ部 さまざまな医療現場における心理支援の実際
1 心理アセスメント/2 NICU/3 小児科/4 児童・青年/5 成人(一般精神科)/6 高齢者/7 アルコール・薬物/8 緩和ケア/9 復職支援/10 リハビリテーション/11 デイケア/
第Ⅲ部 チーム医療と地域連携の実際
1 多職種協働/2 地域連携
第Ⅳ部 知っておきたい関連知識
1 関連法規・制度/2 薬物療法の基礎知識
第Ⅴ部 医療領域での学び――実習体験がどう生かされるのか
1 病院・クリニックに就職した立場から/2 病院以外の現場に就職した立場から

2021/06/28
福祉心理臨床実験
心の専門家養成講座⑨福祉心理臨床実践―― 「つながり」の中で「くらし」「いのち」を支える
永田雅子・野村あすか 編 ナカニシヤ出版 2021年6月刊行
福祉における心理支援の知識・技法や基本姿勢とともに,欠かすことはできない制度や法律を多く取り上げ、多様な心理実践を紹介。
【目次】
第Ⅰ部 福祉心理臨床の基礎
1 福祉心理学とは/2 福祉心理臨床とは
第Ⅱ部 福祉心理臨床の場における五つの分野と支援
1 母子福祉の場における支援――子育て支援/2 児童福祉の場における支援――虐待とは/3 障害児者福祉の場における支援/4 高齢者福祉の場における支援/5 社会福祉(生活困窮者・自死など)の場における支援/
第Ⅲ部 福祉心理臨床の主な機関と心理支援
1 子育て世代包括支援センター/2 保育園・幼稚園・認定こども園/3 乳 児 院/4 児童養護施設/5 児童心理治療施設/6 児童発達支援センター/7 放課後等デイサービス/8 発達障害者支援センター/9 児童相談所/10 市 町 村
第Ⅳ部 福祉心理臨床における課題と心理支援
1 子どもの貧困/2 被害者支援/3 自死遺族支援/4 介護・認知症
第Ⅴ部 福祉心理臨床のこれから
1 福祉心理臨床における心理の専門性とは/2 福祉心理臨床における家族支援と多職種連携

2021/03/28
心理臨床実践のための心理学
心の専門家養成講座⑤心理臨床実践のための心理学
金井篤子 編 ナカニシヤ出版 2021年3月刊行
公認心理師に必須の心理学の概論的知識を心理臨床実践につなげる視点と深い専門性をもってバランスよく解説するテキスト。
【目次】
1 心理臨床実践のための心理学
2 実験や調査で何がわかるか(心理学研究法)
3 量的アプローチと質的アプローチ(計量心理学)
4 モデルを用いた心の理解(認知心理学)
5 臨床実践のための学習心理学(学習心理学)
6 共通性と個別性を理解する(パーソナリティ心理学)
7 高次認知機能と脳神経基盤(神経心理学)
8 社会性の発達(乳幼児・児童心理学)
9 思春期・青年期の発達(思春期・青年心理学)
10 エイジングの心理学(成人期・老年期心理学)
11 社会的存在としての人間(社会心理学)
12 産業・組織における人間らしい働き方を考える(産業・組織心理学)

2020/04/01
心理的アセスメント
公認心理師や臨床心理士を目指す人に、必要な専門知識や技法を紹介し、アセスメントの基本的な姿勢について解説。(放送大学教材)
【目次】
心理的アセスメントとは何か/アセスメントの方法/面接法によるアセスメント/心理検査によるアセスメント(投映法/質問紙法/発達検査/知能検査/神経心理学的検査)/行動観察によるアセスメント/アセスメント計画の実際/医療場面のアセスメント/教育場面のアセスメント/福祉場面その他のアセスメント/アセスメントから支援へ

2019/07/10
公認心理師基礎用語集 増補改訂版
2018年8月に刊行した公認心理師基礎用語集を
第1回公認心理師試験内容および2019年度版ブループリントに
そって、大幅に増補改訂したものです。
公認心理師試験はもとより、心の専門家として最低限知ってお
きたい基礎用語を網羅、解説しています。
松本真理子・永田雅子編 遠見書房 2019年7月刊行
» 概要資料(pdf)
2018/07/31
公認心理師基礎用語集
9月から行われる国家資格「公認心理師」の試験。国試の出題範囲に沿ってセンター教員の松本、永田が編集いたしました。
公認心理師試験受験者必携の「出る単」
よくわかる国試対策キーワード117
» 概要資料(pdf)
2018/07/31
「小児の精神と神経」第58巻・増刊号 心理職のためのミニマルエッセンス
センター教員の永田が検討委員会の委員として編集・執筆を行った日本小児精神神経学会発刊の小児科で活動する心理職向けの必須の1冊となっています。
» 概要資料(pdf)
» (pdf)
2018/04/23
心の専門家養成講座③心理アセスメント
心の専門家養成講座③松本真理子・森田美弥子編
心理アセスメント‐心理検査のミニマム・エッセンス‐ナカニシヤ出版 2018年3月刊行
本書は、臨床心理士、公認心理師として臨床実践を行うにあたり、最低限必要な心理アセスメントの基本的姿勢と各専門領域において使用頻度の高い必須心理検査の歴史から実施、分析・解釈までを実践的に説明するものです。
医療・教育・司法・福祉・産業の各領域を幅広く網羅した心理検査のエッセンスとして、将来心の専門家を目指す学生から現専門家まで役に立つ必携図書です。
» 概要資料(pdf)
2018/04/17
「小児の精神と神経」第57巻・増刊号 小児コンサルテーションリエゾン
永田が作成委員の一人として編集に携わった、小児コンサルテーション・リエゾンガイダンスが発刊されました。小児科領域では、はじめて発刊されたCLの関連書籍となります。
» 概要資料(pdf)
» (pdf)
2017/12/05
新版「周産期のこころのケア」
新版「周産期のこころのケア」
親と子の出会いメンタルヘルス 永田雅子著
マタニティブルー、さまざまな不安・・・出産を通して出会った親と子が本当の「親子」になるのを支えるために
本書は、周産期心理臨床に長年携わってきた臨床心理士によって書かれた周産期のこころのケアの入門書です。周囲に望まれなかった妊娠、早産、死産、障害のある子を産むことなど、親子には、それぞれ固有の物語があります。NICUや周産期医療まで親と子がたどってきた道のりに思いをはせながら、いかに目の前の親子を支えていくのか、周産期医療の場における臨床心理士の役割とこころのケアのあり方をやさしく解説しました。大幅な改稿を経た待望の新刊。心理スタッフだけでなく、助産師、看護師、産科医など必読の一冊です。
親と子が出会い、親が親として育っていく周産期。その大切な時期に求められる温かいサポートとこころのケアとは

2017/01/24
「日本とフィンランドにおける子どものウェルビーングへの多面的アプローチ」
「日本とフィンランドにおける子どものウェルビーングへの多面的アプローチ」 子どもの幸福を考える 松本真理子編著
本書は、日本学術振興会科学研究費助成による日本とフィンランドの学校環境と子どものウェルビーイングに関する2国間比較研究の成果を中心として、フィンランド人心理学者とフィンランド在住の日本人心理学者による論考などから構成された図書です。日本とフィンランドの子どものウェルビーイングに対する多面的アプローチを通して子どもにとって幸福な環境とはどのようなものであるのか、考えてもらえるように構成されています。
2017年1月30日刊行 明石書店

2016/09/26
「妊娠・出産・子育てをめぐるこころのケア」
永田雅子教授の編著「妊娠・出産・子育てをめぐるこころのケア」
親と子の出会いからはじまる周産期精神保健
*不妊治療。胎児診断といった近年注目されている問題から、低出生体重児などリスクをもって生まれてきた児とその家族の支援に至るまで、周産期精神保健にかかわる幅広いトピックを網羅。
*複数の専門職に視点から、その連携のあり方・地域での支援につなぐあり方についても探る一冊。
ご注文は書店にてお願いいたします。
» 概要資料(pdf)
2016/07/14
心の発達支援シリーズ全6巻 ついに全巻刊行!
「心の発達支援シリーズ」(松本真理子・永田雅子・野邑健二監修, 明石書店)全巻刊行です。
本シリーズは、心の発達支援研究実践センター教員がこれまでの研究や実践の成果をまとめた全6巻のシリーズです。
近年、発達障害と診断されている子どもに限らず、担任や保護者にとって「発達が気になる」子どもが急増しています。
保護者の方や専門家の方々が、そうした子どもや青年を発達段階ごとに理解し、適切なかかわりを行うことができるよう具体的に解説しています。
第1巻 乳幼児 永田雅子著
育ちが気になる子どもを支える
第2巻 幼稚園・保育園児 野邑健二編著
集団生活で気になる子どもを支える
第3巻 小学生 福元理英編著
学習が気になる子どもを支える
第4巻 小学生・中学生 松本真理子・永田雅子編著
情緒と自己理解の育ちを支える
第5巻 中学生・高校生 酒井貴庸編著
学習・行動が気になる生徒を支える
第6巻 大学生 鈴木健一・安田道子編著
大学生活の適応が気になる学生を支える
» 概要資料(pdf)
2016/04/04
「心の発達支援シリーズ」
「心の発達支援シリーズ」(松本真理子・永田雅子・野邑健二監修, 明石書店)順次刊行中です。
本シリーズは、心の発達支援研究実践センター教員がこれまでの研究や実践の成果をまとめた全6巻のシリーズです。
近年、発達障害と診断されている子どもに限らず、担任や保護者にとって「発達が気になる」子どもが急増しています。
保護者の方や専門家の方々が、そうした子どもや青年を発達段階ごとに理解し、適切なかかわりを行うことができるよう具体的に解説しています。
なお4巻から6巻は5月末までに順次刊行予定です。
第1巻 乳幼児 永田雅子著
育ちが気になる子どもを支える
第2巻 幼稚園・保育園児 野邑健二編著
集団生活で気になる子どもを支える
第3巻 小学生 福元理英編著
学習が気になる子どもを支える
第4巻 小学生・中学生 松本真理子・永田雅子編著
情緒と自己理解の育ちを支える
第5巻 中学生・高校生 酒井貴庸編著
学習・行動が気になる生徒を支える
第6巻 大学生 鈴木健一・安田道子編著
大学生活の適応が気になる学生を支える

2015/10/28
臨床心理学実践の基礎 その2
心の専門家養成講座②臨床心理学実践の基礎 その2――心理面接の基礎から臨床実践まで
金井篤子・永田雅子 編 ナカニシヤ出版 2015年10月刊行
どのようにしたら、心理面接はクライエントにとって有益なものとなるのだろうか。
心理面接の展開や取組姿勢、技法や背景理論を丁寧に解説し、実践の始めとなる様々な領域の実習も紹介する、心理面接の基礎テキスト。
【目次】
第Ⅰ部 心理面接――かかわりの開始
1 心理面接の基礎
2 事例検討の方法
第Ⅱ部 心理臨床的援助――かかわりの技法
1 非言語的心理面接――描画療法/プレイセラピー/箱庭療法 他
2 言語的心理面接
3 心理教育
4 危機への心理的支援─危機介入から心理的支援へ
第Ⅲ部 臨床実践実習─出会いかかわる臨床の場
1 臨床の場
2 臨床実践実習概論

2014/10/28
臨床心理学実践の基礎 その1
心の専門家養成講座①臨床心理学実践の基礎 その1――基本的姿勢からインテーク面接まで
森田美弥子・金子一史編 ナカニシヤ出版 2014年10月刊行
「心の専門家」としてクライエントと出会い、かかわるとはどういうことなのか。第1巻では、歴史や研究と実践、倫理をはじめとした心理臨床の基礎と、インテーク面接の実際を事例をあげながら解説する。
【目次】
第I部 心理臨床の基礎
1 心理臨床とは何か
2 心の専門家の役割
3 心理臨床の倫理
4 研究と実践
第II部 インテーク面接の実際
1 インテーク面接とは――概論
2 インテーク面接――親
3 インテーク面接――子ども
4 インテーク面接――青年・成人
5 心理検査によるアセスメント
6 インテーク面接によるアセスメント――どう見立て,どう伝えるか
