アジアにおける発達障害児支援研究Research

活動報告

10月19日付け毎日新聞朝刊に掲載

2020-10-19

モンゴル初の知能検査(ビネーモンゴル版)開発についての記事が掲載されました。

» 新聞記事(PDF)

モンゴル国の研究成果が掲載されました。

2020-09-07

「日本の研究.com」(バイオインパクト)にて、 下記の研究成果が掲載されました。
『モンゴル国で初めての子どもに対する知能検査の開発 ~ アジア発達障害児援研究 ~』
https://research-er.jp/articles/view/91729

ベトナム 国際会議への出席(2019年11月28日〜29日)

2019-12-25

ベトナム教育省が主催した国際会議(The 2nd International Conference: Education for Students with Developmental Disorders)で発表をするため、心の発達支援研究実践センターの教員がハノイに訪問しました。センターとしてベトナムに訪問するのは、2018年11月、2019年3月、同年10月に続き、4回目となります。
今回は、”Students with special needs in Japan: Developmental disorders underlying maladjustment”という演題で、日本での現状と、我々の取り組みについて発表しました。日本での文部科学省が実施した発達障害児に関する全国調査の結果を紹介し、我々の取り組みからは、自治体の5歳児健診を受診した子ども達について、5年生になったときの追跡調査の結果を報告しました。そして、発達障害児に対するサポートのあり方について、検討を加えました。本会議には欧米をはじめ、アジア諸国からも多数の国々から参加があり、2日間にわたって多数の演題が組まれていました。また、他国の研究者とも意見交換を行うことが出来ました。今後も、情報交換を積極的に行い、共同支援研究に繋げていきたいと考えています。

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モンゴル訪問 報告(2019年11月10-16日)

2019-12-02

2019年11月10日から16日に、心の発達支援研究実践センター教員2名が、モンゴルを訪問しました。

主たる目的は、開発中のモンゴル版田中ビネー知能検査に関する協議、作業です。

共同研究を行っているモンゴル教育大学の先生方と、ほぼ一週間大学にこもり、本調査の結果を踏まえて、モンゴル版の問題項目の決定とマニュアル作成のための正答基準協議を行いました。来年中に刊行できるよう、準備を進めていく予定です。

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モンゴル版田中ビネー知能検査に関する協議 @モンゴル国立教育大学

今回の滞在中、モンゴル国立大学心理学部の先生方と面談を行いました。

名大からは野邑と福元、モンゴル国立大学からはヒシグニャム教授(心理教育学科長)、ナラントゥーヤ先生、ボルドスレン先生、ドルジン先生が参加しました。

モンゴルにおける発達障害児支援や心理臨床の現状について情報交換を行い、今後の共同研究や研修会の開催などについて、継続して協議していくこととなりました。

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@モンゴル国立大学

訪問時には、11月にも関わらず零下20度まで下がる寒さでしたが、建物の中は大変暖かかく、その中で熱い議論が行われました。

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ベトナム ハノイ訪問(2019年10月15日~19日)

2019-11-20

発達障害児者への支援に関する国際研究ネットワークを広げることを目的として、心の発達支援研究実践センターの教員3名がベトナムのハノイを訪問しました。センターとしての訪問は、2018年11月と2019年3月に続き、3回目となります。

今回の訪問の目的の一つは、国立精神衛生研究所(National Institute of Mental Health; NIMH,バクマイ病院とハノイ医科大学精神科から構成)の設立50周年を記念して開催された国際学会に参加することでした。児童青年精神医学の分科会において、名古屋大学からは日本における発達障害の疫学、発達障害児の早期発見と支援のしくみ、そして発達障害児のQOLに関する3題の発表を行いました。同分科会では、ベトナムをはじめとした海外における障害児支援の現状を把握することもできました。

学会参加の他には、労働傷病兵社会問題省と国立特別教育センターを訪問し、発達障害児支援の現状や今後の課題などを共有しました。また、ハノイ医科大学精神科が連携している省立バクニン精神病院、および同大学と病院がフィールド研究を実施している小学校を訪問し、現在の研究内容を伺いました。ハノイ医科大学精神科と研究ミーティングでは、発達障害児の早期発見と支援に関する共同研究の方向性に関して、議論を進めることができました。

今後は引き続き、上記の機関との関係を深めながら、共同支援研究の計画を具体化していく予定です。

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国立精神衛生研究所50周年 国際学会での発表

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国際学会参加者

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労働傷病兵社会問題省にて

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国立特別教育センターにて

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省立バクニン精神病院の訪問

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バクニン省の小学校訪問

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ハノイ医科大学 研究ミーティング

モンゴル訪問

2019-10-24

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永田センター長が、高井次郎/教育発達科学研究科長、柴田好章/教育発達科学研究科副研究科長、大谷尚/教育発達科学研究科特任教授、磯田文雄/アジアサテライトキャンパス学院長とアジアサテライトキャンパス(ASCI)入学式に参列するため、モンゴルを訪問しました。
それにあわせて、国立大学心理教育学科、教育研究所を訪問し、今後の連携について協議を行いました。
また、モンゴル国立教育大学と、共同開発中の田中ビネー知能検査モンゴル版の著作権にかかわる契約書を締結して帰国しました。

内蒙古師範大学 訪問

2019-09-26

2019年9月18日-20日に中国内モンゴル自治区呼和浩特(フフホト)市にある、内蒙古師範大学を訪問した。

今回の訪問は、共同研究を行っているモンゴル国立教育大学からの提案で実現したもので、以下のスタッフが参加した。

名古屋大学:永田雅子(心の発達支援研究実践センター・センター長・教授)、野邑健二(同・特任教授)

モンゴル国立教育大学:D.Odgerel(名古屋大学モンゴル国立教育大学こども発達共同支援センター・センター長)、Tseveendar(国際部・中国語通訳)

9月18日(水):午前中に中部国際空港より出発し、夕方、内モンゴル自治区呼和浩特市に到着

9月19日(木)

・午前9時30分より11時

内蒙古師範大学心理学部関係スタッフと面談

同大学側出席者:髙喜天(発展企画部・部長)、乌云特娜(心理学部・教授)、格根图雅(心理学部・准教授)、杨晓峰(心理学部・准教授)、馬永奇(国際部・日本語通訳)

3大学からそれぞれ、大学の概要と、研究・活動内容の紹介が行われ、共同研究の方向性について、協議がなされた。

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・11時より11時30分

同大学心理学部内の研究室視察

脳波、NIRS、Eye movement trackerなどの実験機器があり、基礎的な心理学的研究が行われているとの説明を受けた。

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・14時より16時30分

同大学心理学部教員および大学院生に対して、講演を行った。モンゴル国立教育大学Odogerel講師、名古屋大学の永田および野邑から、それぞれ30分程度、発達障害および関係する共同研究の内容について講演を行い、その後質疑応答を行った。大学院生からは、知能検査モンゴル版作成に伴う文化的差異や標準化の過程、発達障害の告知、学習への支援などについて、活発な質疑応答がなされた。

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9月20日(金) 呼和浩特市を午前中に出発し、同日夜名古屋に帰着。

ベトナム ハノイ訪問(2019年3月11日~15日)

2019-03-28

発達障害児者への支援に関する国際研究ネットワークを広げることを目的として、心の発達支援研究実践センターの教員5名がベトナムのハノイを訪問しました。センターとしての訪問は、2018年11月に続き2回目となります。

今回は、労働傷病兵社会問題省、教育省、保健省(訪問順)の各機関において、担当者と発達障害児支援の現状や今後の方向性に関するより具体的な意見交換を行いました。また、ハノイ国立医科大学精神科では公開シンポジウムを開催し、ベトナムと日本における発達障害児支援の現状や課題を共有することができました。ハノイ国立医科大学およびハノイ国立教育大学では、今後の共同支援研究や連携の方向性に関する活発な議論もなされました。そのほか、ハノイ国立教育大学内にある特別支援センター、民間の療育機関である「かずおセンター」、インクルーシブ教育を行う小学校と特別支援学校とが併設されているビンミン小学校を視察し、担当者との面談を通して、発達障害児支援に携わる現場のニーズを明らかにすることができました。

今後はこれらの機関との関係性をさらに深めながら、共同支援研究の方向性を具体化していく予定です。

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労働傷病兵社会問題省担当者との面談

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労働傷病兵社会問題省にて

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教育省担当者との面談

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教育省にて

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保健省担当者との面談

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保健省にて

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ハノイ医科大学精神科 公開シンポジウム

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ハノイ医科大学精神科 公開シンポジウム

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公開シンポジウム参加者

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ハノイ国立教育大学教員との面談

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ハノイ国立教育大学にて

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療育機関「かずおセンター」にて

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ビンミン小学校教員との面談

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ビンミン小学校にて

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ビンミン小学校 外観

ベトナム ハノイ訪問(2018年11月27日~12月1日)

2019-01-24

心の発達支援研究実践センターでは、2013年よりモンゴル国と共同で、発達障害児者の支援研究を行ってきましたが、この領域での国際研究ネットワークを広げるため、近年発達障害児者支援への関心が高まっているベトナム ハノイを訪問し、共同支援研究の可能性について調査してきました。

ハノイでは、教育省、労働傷病兵社会省、保健省(訪問順)の各行政機関において、担当者と発達障害児支援の現状と今後の方向性について意見交換し、ハノイ国立法科大学、ハノイ国立医科大学精神科、ハノイ国立大学心理学部、ハノイ国立教育大学(訪問順)の各教員と共同支援研究の方向性について意見交換を行いました。また、ハノイ特別支援センター(聴覚障害および知的障害対象)の視察を行うなど、充実した成果を得ることができました。

今後はさらにこれらの機関との関係性を深め、共同支援研究の方向性を見出していきたいと考えています。

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教育省担当者との面談

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労働傷病兵社会省担当者との面談

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保健省担当者との面談

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ハノイ国立法科大学教員との面談

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ハノイ国立医科大学精神科教員との面談

ハノイ国立大学心理学部、ハノイ国立教育大学教員との面談.png

ハノイ国立大学心理学部、ハノイ国立教育大学教員との面談

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ハノイ特別支援センター

TB研修会

2018-10-18

「田中ビネー知能検査Ⅴモンゴル版」開発のための研修会

2018年10月6-8日、モンゴル国立教育大学にて、「田中ビネー知能検査Ⅴモンゴル版」開発調査のための研修会が開催されました。

調査は、2018年10~12月、首都ウランバートルおよび地方5か所で、1歳から16歳の子ども800名に対して行います。担当する検査者および記録者の総数は、200名近くに及ぶ予定です。

今回の研修会は、ウランバートルと、フブスブル県で調査を担当する検査者および記録者、計113名を対象としています。なかには、800㎞離れたところから、車で1日かけて来てくださった方もいらっしゃいました。皆さま、モンゴル国の教育・医療・福祉などに携わっていらっしゃる方々です。

モンゴル国立教育大学の、デルゲルサイハン教員養成学部長の挨拶から始まった研修会は、野邑健二本学心の発達支援研究実践センター特任教授の挨拶、オドゲレル子ども発達共同支援センター長の全体説明の後、3つのグループに分かれて進められました。

3日間の研修会は、参加者である検査者・記録者をはじめ、講師をつとめてくださったモンゴル国立教育大学の先生方、スタッフのみなさまが、連日大変熱心に取り組んでくださり、無事終了することができました。

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