名古屋大学 心の発達支援研究実践センター

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センター概要

名古屋大学心の発達支援研究実践センターは、子どものこころの発達とその問題について心理学とその近接領域が連携して総合的に研究し、その支援実践に取り組むことを目的として平成13年4月に設置されました。平成27年4月には現在の名称に改組し、より研究実践の充実を図ります。

本センターには、こころの育ちと家族、こころと社会のつながり、こころの支援実践の3分野が設置されており、相互に連携しながら教育、研究および実践活動を行っています。また、本センターには心理発達相談室が設けられており、学外の来談者を対象としてこころの発達の問題の相談に応じており、地域社会のニーズに貢献しています。

なお本相談室は臨床心理士養成課程の大学院生実習施設を兼ねています。

こころの育ちと家族分野

子どものこころの健康な発達には、受精前後からの家族のあり方や出生後の家族関係などが大切な要因の一つとなります。本分野では、健康なこころの発達に重要な早期家族関係について研究し、さらに生涯を見据えた継続的な支援実践を行っています。特にリスクを持って生まれてきた赤ちゃんの子どもの育ちや、虐待を予防する家族支援の在り方、発達障害の子ども達の発達を支える家族支援の在り方など、こころの育ちとそれを取り巻く家族を中心とした環境について研究をすすめています。

担当教員:
永田雅子 教授
金子一史 准教授

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こころと社会のつながり分野

本分野では、主に児童・思春期を対象とした子どものこころの問題として不登校、情緒障害、発達障害、非行、など多様な問題の解明と支援実践を行っています。また、こころとこころを取り巻く環境(集団、社会、時代)との関連を研究し、子どものこころの健康にとってよりよい環境についても研究しています。海外との比較共同研究を通して、日本の文化・社会における子どものこころの健康とは、といったよりグローバルな視点からも研究をすすめています。

担当教員:
松本真理子 教授
五十嵐哲也 准教授

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こころの支援実践分野

本分野所属教員は、主に学生相談に従事しています。学生相談総合センターと連携し、学生支援と同時に青年期のこころの問題の解明と支援に関する研究を行っています。最近のトピックとして、発達障害圏内学生の学内支援システムに関する研究に力を入れるなど、こころの健康にとってより良い環境について研究、実践しています。

担当教員:
鈴木健一 教授
杉岡正典 准教授
井戸智子 助教

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海外協力分野

本センターではこころの健康な発達に関する海外との共同研究を行っています。最近では、子どもを取り巻く学校環境や地域環境と心の健康に関する共同研究やネット利用と心の健康に関する共同研究を主に北欧圏と行っています。またアジア圏ではモンゴル国との特別な支援を要する子どもに関する共同研究を行っています。こうした、海外と日本との比較研究を通して、日本特有の子どもの心の特徴や支援のあり方についてより詳細な研究を行っています。
こういった海外との研究協力をより有効に実現するため、毎年海外の研究者を1~数名、客員教員として招き、研究、教育等で協働しています。

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上記の4分野および心理発達相談室は相互に連携し合い、子どものこころの健康な発達とその支援に関する包括的な知見を社会に積極的に発信しています。

発達障害児支援研究プロジェクト

本センターでは、文科省からの委託を受けて「発達障害分野における治療教育的支援事業」「発達障害に関する教職員育成プログラム開発事業」を行っています。
平成17年度の特別支援教育制度発足後、発達障害児に対する支援のあり方や教育方法に関する研究に対する社会のニーズが高まっています。本センターでは、平成19年度より文科省の協力を得て、早期発見・早期支援と同時に生涯発達の視点を入れた発達障害児支援研究と実践を行っています。また発達障害児・生徒の育成のための教職員研修プログラムの開発を愛知県教育委員会等との連携のもとに進めています。
これらの研究・実践の成果をまとめ発達障害児に対する包括的な支援システムの構築を目指しています。

担当教員:
野邑健二 特任教授
福元理英 特任助教
若林紀乃 研究員

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